2013年 08月 29日
処暑の頃 |

二十四節季の処暑にあたる。
さらに第四十一候天地始粛(てんちはじめてさむし)にあたるのが8月28日~9月1日だそうだ。
このことは平凡社「くらしのこよみ」に詳しく紹介されている。
ちなみに、旬の魚はスルメいか、ハゼ、
旬の果物はイチジクとある。このイチジク、古代から不老長寿の果物とされてきているらしい。
カリウム(血圧抑制)、食物繊維ペクチン(整腸)、たんぱく質分解酵素フィシン(消化促進・健胃)と素晴らしい果物だったんですね。
イチジク浣腸というのがありましたが、形が似ているだけで、
イチジクの健康効果を知ってしまうと、イチジクに申し訳ないと思うのですが、あんなもの思い出したら、イチジクが食べられなくなってしまいます。
冗談はさておき、8月23日福島民報に長崎大学教授で県の放射線健康リスク管理アドバイザー高村昇さんが「新生児全員の甲状腺検査」についてこんなことを書かれていました。
日本国内では生後四~六日の乳児全員を対象に、新生児マス・スクリーニングという検査が行われている。マス・スクリーニングの目的は潜在的な病気を早期に発見して治療することにより、より効果的な治療を始めることだそうです。この検査の対象となっているものの一つに、先天性甲状腺機能低下症があり、日本では約千七百人に一人の割合で発見されているようです。
つまり、甲状腺に関しては原発事故以前から日本中の新生児が甲状腺機能検査を受けているといえる。と結んでいる。A2で大騒ぎするのも気持ちは理解できるのだが、冷静になって考えてほしい、誰かのせいにすれば攻める相手もいるし、原因も明らかなようだが、今回の事故と発病が偶然にも重なった場合、因果関係は不明だとした場合、誰もが誰もが原発事故に原因を求めるだろう。でもこのことも不幸だと思う。もしかしたら千七百人の一人かもしれないのだ。福島大学の清水先生が言っていることはこのことであって、医学的見地に基づいて判断してゆくことは、無用な怖れや不安から解放されるということである。我が家の子供はA2との診断を受けたが、放射線の影響でないことは確かである。まずは正しい知識を持って向き合うことから始めなければ、具体的な解決方法は見つからない。
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by kawauchiide
| 2013-08-29 23:25