2006年 06月 29日
尾瀬は本当に守られるか |

昔、尾瀬の自然を守る会と云う、自然保護団体が会いました。拙者も一週間の現地講習を受講し、指導員の(あくまでも民間の何の権限も無い指導員です。)資格を頂いて年間何度かシーズン中にバスの添乗指導や、尾瀬沼の現地でゴミ拾いも含めたボランティア活動をしたことがあります。そのときすでにゴミの問題は大きな環境問題として認識されていました。山小屋の裏にはかなり大掛かりな焼却炉が設置され、一部は持ち出されるものの、ほとんどはハイカーの目の付かないところに処分されていました。それ以外にも山小屋からの汚水の問題はより深刻で沼の植生が危機的な状況にある、とその当時は言われていました。人間が生活していくということは、少なからず自然環境にダメージを与え続けると言うことを認識しなければなりません。そのことを前提に、尾瀬の山小屋のもんだいを捉えなおさなければなりません。
今後は尾瀬は日光という枠から独立して、尾瀬国立公園となる動きがあるそうですから、環境省の担当官も常駐できますから、今以上に管理の目が行き届くんではないでしょうか?いずれにしても、利用と保護というバランスを考えながら環境政策を考えていかないと、取り返しのつかない事になりはしないだろうか?
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by kawauchiide
| 2006-06-29 17:54