
県立大野病院での産婦人科の医療事故?と呼ばれている事件は、全国的に産科と小児科の医者不足を招いた。そもそも医療は危ういバランスのもとにあり、危機管理が決め手となる分野だと思う。最近は医療事故が刑事訴訟に発展するケースが無いわけでは無く、リスクの大きい産婦人科医や小児科医になる人材が減少傾向にあるらしい。この事は地域で安心して出産して育児をして行く事を困難にしている。文字通り県立大野病院のケースは地域医療を崩壊させたと言っていい事件となった。今回県立医大は川内村で勉強会を開催した。現場での勉強会にはそれなりの目的があっての事であり、二日間に渡る勉強会の会場を喜んで提供した。彼らは夜遅くまで二人の教授の指導のもと勉強会を続け、朝も早くから机に向かっていたのが印象的だった。学生によく勉強するんだねと声を掛けたら、勉強をしに来ていますからとの、明るく笑顔で回答する姿に頼もしさを感じた。