2009年 01月 21日
冬のかわうちから 町分の町並み |

大寒が過ぎたとはいえまだまだ寒い日が続きます。
最近は寄ると景気の悪い話しばかりです。
確かに例年1月2月は消費動向は悪いのですが
特に今年はこんなことは初めてというぐらいに悪いです。
川内村の各商店も例外では在りません。
誰かが悪くてそうなっているのでもなく、過疎中山間地域が
押しなべて同じ情況です。確かに例外的に成功事例はありますがはありますが
そんなものは日本の1パーセントにも満たない割合です。
それをまねても上手くいくとは限りませんからとってつけたような
成功話は要注意ですし、上手くいくならバブルの頃にとっくに上手く行っていて
当たり前だったはずです。梅のオーナー制度がいいといえば
考え方を参考にするのはまだしも、本当に梅ノ木を購入して地域に配るような
先のない物まねは避けなければなりません。
最近では脈絡のないものまで飛び出してきてコレが特産品ですといわんばかりにしているものもあります。美味いいものは全て特産品になれるとは限りません。
あるお店の名物とは分けてなんがえなければなりません。
少し話がそれましたが、特産品を核にした活性化についてお話を進めたかったのですが
つまり特産品がその地域の文化や気候暮らしぶり息遣いが
聞こえるものでなければならないということです。
そのことが地域の知名度を上げ交流人口の拡大につながるということ。
まして農産物であれば、こんなにいいことはありません。
中山間地の多くの消費者は地元にいる農家の方ですから
収入が少しでも上がれば地域に循環するお金も増えるのは当たり前のことです
商業者も購買意欲を高めるような努力をしながら
循環させることが、活性化につながるはずです。
サービスも特産になりうるわけです。ましてやこの里山の風景や
源流もそうです。多くの方がこのことに気付き特別な一人の人が
声高らかに叫ぶよりも、小さくとも多くの方が声を上げ、行動に移していくことが大切です。
一人の百歩より百人の一歩です。
衆知を集めてことにあたらなければならないときです。
負け組み、勝ち組などといっても絶対的な勝ちなどありえないことを
自覚し、負けても幸せに暮らせる地域を作っていかなければなりません。
育ちを待つことも大事です。急いてはことを仕損じます。まだ時間はありますから・・・。
決して呑気にしているわけではありません。
これからの川内村が楽しみです。
by kawauchiide
| 2009-01-21 16:37
| 商工会