2005年 05月 31日
木間々庵の句碑 |

花吹雪
たまるに
任せ
山の寺
と刻まれています。曹洞宗長福寺を詠んだ句です。天山文庫の直ぐしたに木間々庵がありますが、句碑はその片隅にあります。昭和28年から詩人草野心平との交流が始まりました。先代の長福寺住職矢内俊光和尚(草野心平 はある著書の中で和尚の事をこんなふうに紹介しています。どぶろく作りが上手くてひどく楽しい酔っ払いであった。)、マーおんつぁ(木間々庵の庵主、井出農機具屋・井出正人さんの父親)がいて今の天山文庫があるようです。このマーおんつぁは文庫を作る際気前よく、「土地なんてもともと誰のものでもない」といって寄付されたそうです。
交流は大河の源流のようなものですね、最初は小さく細くほんのわずかな水滴の集まりですが、いつしか流れを集めて大河になるように、志のある数人から始まるんですね。これからも天山に恥じない交流をしていきたいものです。
by kawauchiide
| 2005-05-31 12:26