デマンド交通システム

少子高齢化と共に、閉店する店も多くなった。
各部落に在った便利な雑貨屋さんも、高齢化と
消費者の流出と共に、なくなりつつある。
商店街といわれた場所でさえ
薬屋さんがなくなり、パン屋がなくなり
ガソリンスタンドが閉店し、食堂さえも閉店する昨今。

交通弱者といわれる高齢者にとっては
近所にお店がないのはこの上ない
不便な生活環境といわざるをえない。

村では昔から、お店にも遠い地域では、移動販売車が活躍していた。
勿論交通体系が都市部に比べて格段に不便であったかから
こちらから、色んなものを積み込んで
曜日を決めて、それぞれの部落に販売に出かけた。
音楽を流すと、主に演歌や民謡が多かったように記憶している。
その音楽が聞こえると、近所の人が、移動販売車に集まって
買い物をする仕組みです。
こう考えると、高齢者に優しく、古くて新しいのが移動販売車か？
しかしながら、この移動販売も最大の消費者であった高齢者の減少で
窮地に立たされている。

こんな情況で、現在では交通弱者といわれる高齢者は
さらに生活がしにくくなってきている。
ここで、地域交通のあり方を再考して
新しい移動サービスとして考案されたのが
デマンド交通システムだったのです。
日本で最初に導入したのは「「おだかeーまちタクシー」だそうです。
参考にして、研究してみる価値ありです。