2006年 10月 10日
小野町病院第三回定例会 |
10月10日午後三時より小野町地方総合病院組合議会、第三回定例会が公立小野町地方総合病院で行われました。
平成17年度の事業決算の承認についてと、それから補正予算の承認についての二議案でした。17年度の欠損金は1億3千万円、累積で8億円余となりました。産婦人科、小児科の専門医師の退職に伴い、以前よりもまして利用者離れが激しくなり、当然収益の右肩下がりは加速していくことになりました。今年の10月からは常勤医師が一名増員になることになりました。さらに11月にはもう一名常勤医師が増員になり、常勤医師7名体制で診療に当たることになります。二名の常勤医師を確保されたことには、宍戸管理者のこの病院にかける覚悟の程を垣間見ることができたような気がしました。
この地域を取り巻く医療状況は、交通網の整備や個人病院の利用者の送迎などにより急速に変化して来ています。利用者がより質の高いサービスを選択できるようになった結果、魅力のないところは淘汰されてしまう運命なのかもしれない。
あぶくま地域の産科、小児科の診療科目をカバーすることはこの病院の使命であるような気がするが、常勤医師の確保がこのことに直接結びつくならばいいのだけれど、全国的に産科、小児医師のなり手不足の中では、よほどの待遇の条件を出さないと無理なんだろうか。
念願の常勤医師二名の確保は叶ったけれど、これで8億円もの累積欠損金を何とかできるものではないのは、管理者も含めて議員の皆さんも十二分に理解している。でも誰もが核心部分に触れられないでいるのは、確かな事実である。10月31日の改革委員会の開催はどの様な方向でこの病院の再建策が話し合われるのだろうか。選択肢はいくつもないはずだが、コンサルタントがこの地域をどの様に分析して、この病院の位置づけをどこに置くのか、是非傍聴に行こうと思う。
二点目の補正予算の承認については、資金不足による構成市町村の負担割合を、医業外収益の他会計負担金で増額補正するものです。各区市町村ではすでにこの負担割合による補正予算は可決されています。
医療の重要性は誰でも認めるところでありますが、だからといって赤字決算が認められるものではない。もっと早い時期に抜本的な改革に着手するべきだったと思う。出来なかった理由はなんだったんだろう。とにかくこれからの再建に院長はじめ職員が一丸になって取り組んでいくしかない。
平成17年度の事業決算の承認についてと、それから補正予算の承認についての二議案でした。17年度の欠損金は1億3千万円、累積で8億円余となりました。産婦人科、小児科の専門医師の退職に伴い、以前よりもまして利用者離れが激しくなり、当然収益の右肩下がりは加速していくことになりました。今年の10月からは常勤医師が一名増員になることになりました。さらに11月にはもう一名常勤医師が増員になり、常勤医師7名体制で診療に当たることになります。二名の常勤医師を確保されたことには、宍戸管理者のこの病院にかける覚悟の程を垣間見ることができたような気がしました。
この地域を取り巻く医療状況は、交通網の整備や個人病院の利用者の送迎などにより急速に変化して来ています。利用者がより質の高いサービスを選択できるようになった結果、魅力のないところは淘汰されてしまう運命なのかもしれない。
あぶくま地域の産科、小児科の診療科目をカバーすることはこの病院の使命であるような気がするが、常勤医師の確保がこのことに直接結びつくならばいいのだけれど、全国的に産科、小児医師のなり手不足の中では、よほどの待遇の条件を出さないと無理なんだろうか。
念願の常勤医師二名の確保は叶ったけれど、これで8億円もの累積欠損金を何とかできるものではないのは、管理者も含めて議員の皆さんも十二分に理解している。でも誰もが核心部分に触れられないでいるのは、確かな事実である。10月31日の改革委員会の開催はどの様な方向でこの病院の再建策が話し合われるのだろうか。選択肢はいくつもないはずだが、コンサルタントがこの地域をどの様に分析して、この病院の位置づけをどこに置くのか、是非傍聴に行こうと思う。
二点目の補正予算の承認については、資金不足による構成市町村の負担割合を、医業外収益の他会計負担金で増額補正するものです。各区市町村ではすでにこの負担割合による補正予算は可決されています。
医療の重要性は誰でも認めるところでありますが、だからといって赤字決算が認められるものではない。もっと早い時期に抜本的な改革に着手するべきだったと思う。出来なかった理由はなんだったんだろう。とにかくこれからの再建に院長はじめ職員が一丸になって取り組んでいくしかない。
by kawauchiide
| 2006-10-10 19:10
| 議員日記