2006年 08月 30日
小野町地方総合病院組合議会第1回臨時会 |
本日は小野町地方総合病院組合議会第1回臨時会です。
500万円の増額補正が主な議題です。経営コンサルタント料がその大部分です。地域医療の在り方が本質的に問われています。勿論、医師の志も問われるところですが、コンサルタントからの答申を受けて、誰がそれを実行するのかも問題があります。今回出席した議員の殆どは、一度解散して規模を縮小して地域密着型にしたほうがいいという考えを持っています。
公立小野町地方総合病院はこれまで地域医療の中核をなしてきた病院です。確かにどこの地域でも抱えている、医師不足、そこから来る経営難。地方の過疎、少子高齢化、都会の人口集中。このまま行けば地方の病院は存在できない状態に追い込まれる。その結果、時間をかけて都市部の病院に行かなければならないと言う事態が生じる。交通弱者の高齢者にいたっては、実質的に医療が受けれないと言う現実が突きつけられることになる。赤字になってもいいというようなことは決してないが、制度として全ての国民が安心、安全な地域医療が確保できるように確立されなければならない。
さらには医者そのものが、医療事故という危険を回避するあまり、現在の産婦人科のように診療はするが、リスクのある「出産」はしない。と言う医療現場での医者の「サボタージュ」が全国的な現象になってきている。当然小児科も然りである。医学部の制度自体の再考が必要にも思われる。
いずれにしても、「医は仁術であって算術ではないはずである」
http://www.coara.or.jp/~gensin/intyou/tanaka.html
by kawauchiide
| 2006-08-30 14:32