2014年 01月 06日
新年明けましておめでとうございます。 |

今年の初日の出は例年になく輝かしく、新年を照らし出しているように思えた。
震災後月日が経つのは早いもので、今年で3年目を迎えようとしている。様々なことがありました。
その事は、解決に向かっている事、未だ解決の糸口さえ見いだせないものもあります。
その中でも、一番気になるのは、帰村している住民と未だに帰村出来ていない住民との問題が上げられる。ただしこの問題で気を付けなければならないのは、旧警戒区域の住民と、旧緊急時避難準備区域の
問題を混同して論じてはならないことだと思う。
旧警戒区域は未だに区域再編がされておらず、物理的に帰村できない縛りがある 。一方旧緊急時避難準備区域は除染も終了して、いつでも帰れる状況にある。では何故、帰村しないのか、理由は様々だが、都市型生活の便利さが上げられるようだ。この事を、放射線量が高いからであるとか、医療機関がないから、教育環境であるとか、数え上げらた切りが無いほどの理由が上げられる。行政がいちいち全ての要望に応えたとしても、帰村には全く効果のないことが今までの経過が証明している。
故郷は既に帰れる状況にあります。
新たな村づくりに皆さん一人一人の力が必要です。
世代を担って来たものとして、次の世代にどう責任を取るのか、国や東電に任せて良い物とそうでないものがあるとすれば、この地域の再生は住民の主体的な関わりで再生をして行く事だろう。
そういう意味で今年はとても重要な年になる。27年3月には借り上げアパートや仮設住宅の期限が切れる。
by kawauchiide
| 2014-01-06 07:53