2005年 09月 11日
親不孝 |
大越に住む伯母が亡くなった。百姓一筋の人生だった。二男一女の三人の子供を育て上げた。晩年は腰が曲がり会うたびに小さくなっていった。そんな伯母がついに寝込んでしまった。意識のある間に何度かお見舞いに母と訪ねた。母はヨーグルトを何度か伯母の口に運んだが、どんな想いでそうしていたんだろう。その日はどういうわけか危篤の知らせが来る前に伯母の家に向けて車を走らせていたが、僕と母が着く前に伯母はすでに息を引き取っていた。母は一筋の涙を無言のまま流した。そしてすぐに最期を看取ってくれた家族にお礼とねぎらいの言葉をかけた。
妻は出かける前に「最後のお別れをしてきてください」と母に言ったが到着を待たずに伯母は旅立ってしまった。あと三十分早く出ていればと悔やんでも悔やみきれない。この日は三年前に亡くなった小父さんの命日に当たる。
妻は出かける前に「最後のお別れをしてきてください」と母に言ったが到着を待たずに伯母は旅立ってしまった。あと三十分早く出ていればと悔やんでも悔やみきれない。この日は三年前に亡くなった小父さんの命日に当たる。
by kawauchiide
| 2005-09-11 23:10