2005年 09月 08日
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9月7日付け福島民報相双版に「お年寄りが育児支援」来年から相馬でスタートと出ていました。ついに具体的になって出てきたかというところです。構想としては持ち合わせていましたがここまでの具体化したものではありませんでしたから、仕組みを構築した関係者はここまでの環境づくりは大変なものがあったんだろうなーと感心していました。このシステムはどういうものかというと「育児疲れでリフレッシュしたい」「ゆっくり買い物や美容院に行きたい」などの悩みを持つお母さんたち(おねがい会員)に対応するために、県老人クラブ連合会、相馬市老人クラブ連合会などが(まかせて会員)母親らを地域の力でバックアップしていくというものです。対象年齢は生後六ヶ月から小学六年生まで。預かり時間は午前七時から午後七時まで。となっています。つまり地域の子育てのベテランであるお年寄りが子育て駆け出しのお母さん方をサポートしようとするものです。川内村も自然は沢山あるものの安全に遊ばせるところが意外と少ないんですよね。双子が生まれたときは私も育児には積極的にかかわりましたからいろんなことが見えてきました。たとえば高山公園の遊具で遊ばせようとすると途中のゲートがしまっていて、えらく大変な思いをしてちょろちょろする双子を連れて行ったことを思い出します。そのことを役場に言ったら管理上仕方がないとか・・・。利用と管理どちらが大切かなんていまさらあほらしくていう気にもなれませんでしたが、利用が何にもまして優先されるべきです。これは例外を除いてと書いておかないと誤解を生みますね。話はそれましたが、高度成長時代に家族構成、地域のあり方が劇的に変化しましたが、それはやがて地域、家族の絆を危ういものにしてしまいました。失った絆の大きさ、取り返しのつかない過ちにこれまで大きな犠牲を払ってきたことを今気付き始めた。すべては弱者の立場から見ることが大切であると思う。子供という弱者、高齢者という弱者この関係こそが危うくなった絆を再生する重要なポイントのような気がする。
by kawauchiide
| 2005-09-08 01:12