2012年 04月 20日
蕎麦の魅力 |

各地域で郷土食豊かな蕎麦がある。これらを支えているのはその地域の気候風土や文化である。でも何故つなぎの発想が出たのだろうか?しかも全国的につなぎの食文化がある。小麦粉、山芋、ふのり、オヤマボクチ等様々である。そうまでして細切りにして食べる必然性があったのだろう。だからこそつなぎの文化が広域的に発生したんだと思う。しかし、十割蕎麦の文化は最近の事だろうと推測される。というのも、製粉技術の向上がなければ、こね方や打ち方だけでは解決出来ない世界だからである。一方で粉の持つグルテンを利用する湯ごね、水ねりと言う方法で十割蕎麦に仕立てる方法もある。
だとしても、十割にこだわるのは何故?
間違いなく美味しいからである。シンプルであるだけにごまかしがきかない食べ物であることには間違いがない。
by kawauchiide
| 2012-04-20 12:18