2011年 12月 17日
事故収束宣言 |

野田さんが「事故収束」宣言を出した。
この事について新聞各紙ほとんどがあまり感触のいい書き方をしていない。現実無視の宣言であることは、百も承知の「政治的決断」」をしたと考えたほうがいい。
住民感情とは裏腹に政治の側は粛々と帰還に向けて外堀を埋め始めている。こんなことは新聞をこまめに読んでいれば誰でも創造が出来る範囲のものだ。水俣訴訟を見れば国家の意思がどこにあるのか分かるはずだ。ある時期を境に切り捨てられると言う事だ。
川内村の23年度の予算は90億にも上る予算となった。ほとんどが除染関連の予算である。これは仕方がないことだが、24年度、25年度、の予算を考えるときに依存財源にどれだけの保障があるのか心配であることは誰でも同じだろうが、財源だけでなく国が責任を持って雇用を確保するための制度を早急に構築する必要がある。
「政治的決断」が支持される最大の要因は判断の時期である。タイムリーに出さないといけないことは素人でも分かる。政治のトップにいるものはこの判断をしていく事が仕事である以上避けて通れない試練かもしれない。しかしながらこのことは楽しんですることでもない。慎重に決断してほしい!!
これからが、わが国日本の本当の試練の始まりである。そして原発被害者の本当の苦悩の始まりである。
by kawauchiide
| 2011-12-17 08:10
| 最近思う事