2011年 11月 30日
年末年始は |

年末年始になると大量の支援物資が仮設住宅に届くんだろうな。それを目当てにする不届きな奴も現れたり、地元に残る高齢者は何の手当ても無く寂しい思いで年末年始を迎えるんだろうな。やるせないな!緊急時避難準備区域が解除されても心が荒んで行くばかりで、何かが違う!
借り上げアパートも仮設住宅も避難者の生活拠点です。支援物資が届くとまず最初に効率よく配ることの出来るビックパレットに一番近い仮設住宅に配給になるようです。でも、よく考えてください、支援する側と支援される側の茶番劇でしかないと思いませんか?支援する側は支援したと言う自己満足、支援された側はとにかく配給したと言う成果無視の既成事実を獲ることで、お互いが納得していくこの形骸化した関係は行き着くところ人間の本来持たなければならない生きる力を萎えさせている。
決して誤解しないでください。何も支援しする側を非難しているわけではあありません。本当にありがたい事だと感じています。でも今の段階では物資は必要ありません。必要なのは夢や希望です。そしてお互いが本当の意味で助け合う心です。
現在、川内村では除染作業が急ピッチで進んでいます。このことはとても大切なことだと思います。効果のほどはどうあれ、安全安心を担保すると言うことでは、村民の皆さんに説得力のある作業です。しかしながら、村民は帰還できない理由をその事に求めましたが、すでに川内村が線量がとても低いと判明した今、線量の問題ではなく別の所に求め始めているようです。つまり帰るためには職場が必要だと言うことを言っているのです。全くそのとおりで、今まで定住人口が増えなかったのは職場がなかったり、商売をしても成り立つほどの経済活動がないために、ここでは暮らしていけないと多くの方が出て行ったと言う事実は認識すべきです。僕が言わなくともこんなことは承知の上でしょうが、準備が進まないうちに、思いや、願いが一人歩きしているようで、そんなことで混乱しているのも事実です。一方すでに川内村に残っている人にはそんな問題は無い訳です。帰ってきていると言う事実が全てを解決してくれるのです。
学校や保育園が除染されても帰還を促す要因には到底なりえないように思う。
帰還準備金として一軒につき100万円位くれてやらないと戻ってこないだろうね。これば悲しい現実です。
by kawauchiide
| 2011-11-30 21:07
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