2011年 10月 18日
除染ビジネス |

除染に1兆円の予算がついた。
緊急時避難準備区域が解除され、帰還に向けて除染作業が始まる。
雇用対策として地元企業がJVを組んでその作業にあたるというのが基本的な方針のようだ。
ところがこの「金」目当てにいろんな人からコンタクトがる。
僕は徹底的にそういう輩とは関係を持たないことにしている。
除染ビジネス自体、眉唾物のところがあるし、危機感をあおって住民に恐怖を与え
必要以上の除染作業を迫る不埒な企業もあるようだ。
とにかく、この作業にしても何時までも何時までも続くわけもなく、果たしてそれだけの効果がるかというと
いまだに検証もよくされていないようだ。とにかく除染作業で地域おこしなどとならないことを願うばかりである。決してそのこと自体を悪いと言っているわけではなくて、安直に除染に頼り切っていいのかということです。第一原発の建設期の地域の状況は「仕事がなく、出稼ぎに行かないと生計を立てることができない地域に、原発建設は雇用をもたらし、出稼ぎにもいかなくて済んだ。」原発はいわゆる「地場産業化」したわけだが、本当の意味での地場産業を作り出す地域資源や人の心は「お金」という力で骨抜きにされてしまったのではないかと考えます。ですから今回も1兆円という予算措置にむらがる人間がまたまたそんな構造の中に組み込まれるのはわけのないことです。
早い時期に川内村のこれからの在り方を決める「理念」を早急に決定していかなければならないだろう。
by kawauchiide
| 2011-10-18 22:40
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