2010年 05月 10日
地域力フォーラム2010 第一部 「女性の力」 |

パネリストは
左から野老真理子氏(千葉県大網市白里町 大里総合管理㈱代表取締役社長)
松場登美氏(島根県 ㈱石見銀山生活文化研究所取締役所長、㈱他郷安部家代表)
米田雅子(慶応大学理工学部教授、建設トップランナー倶楽部代表)
コーディネーターは甲斐良治氏(農文協編集局「季刊地域」・全集グループ)
コメンテーター:内山節氏
それぞれのパネリストから活動実績の報告と地域の捉え方今後の方向性が話された。
野老さんの会社の凄いところは、地域貢献が営業であり、地域貢献ができて会社は地域に生かされているという観点から、130以上に上る地域活動を34名の社員が取り組んでいる。それぞれの社員がそれぞれの活動を担当して、責任ある活動をしている。「地域に生かされている」という発想は、正直なかなか出来ない。
普通であれば、よそはさておき、「何でおれんところを使わないんだ」とくる。
女性の感性が無ければ出来ない、女性だからこそ出来た活動が紹介された。
大里綜合管理株式会社 第36期経営計画書には、「この計画書は、私たち多さとが未来に向かって大きく成長していくために作られたものです。繰り返し読んでしっかり身につけ、すべての行動や判断の基準にしてください。」とあり、この計画書は年度末には返却してくださいとかかれてある。
松場登美さんの活動はなんだろうな、「復古創新」いわゆる時代が捨てたものや、人々が捨てたものを再生していくことが、地域再生に繋がる。土地から力をいただいている。そして、その土地に敬意を払い、暮らすために授かった力を、地域の中で再生産できるような仕組み作りをすることが地域を元気にしてくれる。と言い切る。感動しました。
米田さんは以前からその活動や、建設会社の複業化についての持論を展開されているのを、別冊現代農業などで拝見していたためか、非常にわかりやすい話をされていた。
ただ、地域の風土を知り尽くしている建設業は地域を守ってきた実績があり、これからもそういう存在で無ければならないと力説しながらも、あれも・これもの複業を積極的にやるべきであるといわれた。
建設会社の社長さん高級車や外車の時代は終わりましたよ。トラクターに乗り換えるときがきました!!
by kawauchiide
| 2010-05-10 07:20