2013年 09月 16日
復興の核となる企業 |
あぶくま川内は温泉施設、仮設ビジネスホテル、いわなの里レストラン幻魚亭、いわなの里コテージ、
体験交流館の指定管理を受ける企業である。
指定管理料を巡っては様々な議論があった。そもそも指定管理料についての理解がなかったというのが始まりで、指定管理料を赤字補填としての認識しであったために、指定管理者に公金を支払うのは違法であり、ならば村内の企業にも支払わなければならないというような暴論まで議会の中で飛び出す始末だった。
ですから、指定管理者となってしばらくの間は基本財産の部分の維持管理費部分だけの行政負担があるだけで、自己資金を食いつぶしての運営状態が続いた。企業側に努力の足りなさや人件費の見積もりの甘さがあったことも事実であった。企業を取り巻く環境はいつも安定しているわけではなく、時として厳しい経済環境に身をおくことになることもある。あぶくま川内は収益の殆んどが温泉施設からのうりげにたよっていたぶぶんがある。そんな中オイル高騰という危機的状況に見舞われた。前任者の伊藤社長はあらゆる部分においてコスト削減を断行した。人件費の凍結はもとより消耗品の見直し。しかしながら、客数の減少に歯止めをかけることは叶わず、入館料の料金値上げも条例で定めがあるために行政に相談しても現状維持が良いのではないかという答えに料金の見直しもできない雁字搦めの窮地に陥った。あげ予定分の差額200円とオイル高騰前の差額を指定管理料として見て欲しいと要望を行政側に提出した。しかし、議会がこのことに異議を唱えた。僕は議員として指定管理者に対して指定管理料を出すのは合法だし、指定管理料を出していない自治体は日本広しと言えども川内村だけだということを法律の解釈をはじめとして実例を上げながら議会において論戦を張った。正直、孤立無援であったことをいまだに思い出す。行政側が提案した金額にしても当初は理解していたはずの議員から、削減の提案がありついに削減されるという珍事も起きた。何処までも追い詰めるという行為は言論の端々に私情が読み取ることができた。
運営状況をここまで悪化させたのは、経済状況もあったが、燃料を原価の高い灯油に頼っていた事と客単価をあげることができなかった事。食品の持ち込みを原則禁止にはしていたが、持込みは後を絶たず、結果食堂部門の売り上げの減収に繋がった。さらに、年会員の利用料金がべらぼうに安かった。銭湯の料金より安く提供していた。愚痴になるがそういう会員に限ってより多くの要求を望んだり、閉館間際に我が物顔で入館して、オーダーストップをした食堂で優然と食事をしていた。
現在かわうちの湯は国の加速化事業の補助を受けて改修工事に入っている。
来年4月には再オープンの運びとなる。前述した諸問題を解決しながら健全経営を目指すが、燃料の案件を除けば何れも解決できる事であるが、燃料費の削減は震災前チップボイラの導入で効果を実感して来たが、今後は放射性物質を含む燃料を使うこともできず、以前の環境に戻ってしまう訳だから頭の痛い問題である。
2013年8月の震災直後に温泉施設は数名の従業員で再開にこぎつけたことを書かなければならない。この事は現在の川内村の復興の縁の下の力持ちとして、その本領を発揮した。行政側からは大した評価は頂いていませんが、当時、川内村に住んでいた住民からは大変喜ばれた。広域消防は当時川内村に本署機能を置いていたために大所帯で劣悪な環境下にあった。そんな彼らがゆっくり湯に浸かることは何よりの楽しみを与えた。さらに、除染作業の作業員は銭湯が代わりに利用して大変喜ばれた。こんな状況にあっても議会の対応は冷たかったのを思い出す。低額な利用料金で温泉にいれて赤字になっても知らないぞ!!というような暴言も吐かれた。
しかしながら、使命感に燃えて温泉施設を運営に当たったマネージャー、従業員には心から感謝申し上げたい。企業の社会貢献しをこの厳しい環境の中で実現できたことは、使命感を持ち続けたこと以外にない。
核になる従業員が次に目指す目標は福島県一のおもてなしの出来る施設である。
川内村は双葉郡の玄関口として最高のおもてなしのできる地域になるために従業員一同、粉骨砕身努力して行きます。
体験交流館の指定管理を受ける企業である。
指定管理料を巡っては様々な議論があった。そもそも指定管理料についての理解がなかったというのが始まりで、指定管理料を赤字補填としての認識しであったために、指定管理者に公金を支払うのは違法であり、ならば村内の企業にも支払わなければならないというような暴論まで議会の中で飛び出す始末だった。
ですから、指定管理者となってしばらくの間は基本財産の部分の維持管理費部分だけの行政負担があるだけで、自己資金を食いつぶしての運営状態が続いた。企業側に努力の足りなさや人件費の見積もりの甘さがあったことも事実であった。企業を取り巻く環境はいつも安定しているわけではなく、時として厳しい経済環境に身をおくことになることもある。あぶくま川内は収益の殆んどが温泉施設からのうりげにたよっていたぶぶんがある。そんな中オイル高騰という危機的状況に見舞われた。前任者の伊藤社長はあらゆる部分においてコスト削減を断行した。人件費の凍結はもとより消耗品の見直し。しかしながら、客数の減少に歯止めをかけることは叶わず、入館料の料金値上げも条例で定めがあるために行政に相談しても現状維持が良いのではないかという答えに料金の見直しもできない雁字搦めの窮地に陥った。あげ予定分の差額200円とオイル高騰前の差額を指定管理料として見て欲しいと要望を行政側に提出した。しかし、議会がこのことに異議を唱えた。僕は議員として指定管理者に対して指定管理料を出すのは合法だし、指定管理料を出していない自治体は日本広しと言えども川内村だけだということを法律の解釈をはじめとして実例を上げながら議会において論戦を張った。正直、孤立無援であったことをいまだに思い出す。行政側が提案した金額にしても当初は理解していたはずの議員から、削減の提案がありついに削減されるという珍事も起きた。何処までも追い詰めるという行為は言論の端々に私情が読み取ることができた。
運営状況をここまで悪化させたのは、経済状況もあったが、燃料を原価の高い灯油に頼っていた事と客単価をあげることができなかった事。食品の持ち込みを原則禁止にはしていたが、持込みは後を絶たず、結果食堂部門の売り上げの減収に繋がった。さらに、年会員の利用料金がべらぼうに安かった。銭湯の料金より安く提供していた。愚痴になるがそういう会員に限ってより多くの要求を望んだり、閉館間際に我が物顔で入館して、オーダーストップをした食堂で優然と食事をしていた。
現在かわうちの湯は国の加速化事業の補助を受けて改修工事に入っている。
来年4月には再オープンの運びとなる。前述した諸問題を解決しながら健全経営を目指すが、燃料の案件を除けば何れも解決できる事であるが、燃料費の削減は震災前チップボイラの導入で効果を実感して来たが、今後は放射性物質を含む燃料を使うこともできず、以前の環境に戻ってしまう訳だから頭の痛い問題である。
2013年8月の震災直後に温泉施設は数名の従業員で再開にこぎつけたことを書かなければならない。この事は現在の川内村の復興の縁の下の力持ちとして、その本領を発揮した。行政側からは大した評価は頂いていませんが、当時、川内村に住んでいた住民からは大変喜ばれた。広域消防は当時川内村に本署機能を置いていたために大所帯で劣悪な環境下にあった。そんな彼らがゆっくり湯に浸かることは何よりの楽しみを与えた。さらに、除染作業の作業員は銭湯が代わりに利用して大変喜ばれた。こんな状況にあっても議会の対応は冷たかったのを思い出す。低額な利用料金で温泉にいれて赤字になっても知らないぞ!!というような暴言も吐かれた。
しかしながら、使命感に燃えて温泉施設を運営に当たったマネージャー、従業員には心から感謝申し上げたい。企業の社会貢献しをこの厳しい環境の中で実現できたことは、使命感を持ち続けたこと以外にない。
核になる従業員が次に目指す目標は福島県一のおもてなしの出来る施設である。
川内村は双葉郡の玄関口として最高のおもてなしのできる地域になるために従業員一同、粉骨砕身努力して行きます。
by kawauchiide
| 2013-09-16 17:37