2011年 02月 22日
県北地方グリーン・ツーリズムセミナー |
富岡・川内ふるさと子ども夢学校推進協議会のメンバーとして、富岡町観光協会事務局と富岡町役場職員、富岡町商工会長と福島市中町会館で行われた、平成24年度の大型観光キャンペーンに向けてと副題のついたグリーン・ツーリズムセミナーに参加してきました。
グリーン・ツーリズムは国家的戦略として、NPOとともに進められたものであるが、遅々として進まず、さほどの成果も上がらないというのが現状でした。今回のセミナーも地域活性化はグリーン・ツーリズム的手法をもって、地域資源を活用して、農家民泊を推進し交流人口の拡大をはからなければならない。というような内容なのかな~と思いながら出席した。
基調講演は川内村にもお出で頂いたことのある大隅一志氏で、氏は日本交通公社に籍を置きながら、福島県の観光行政に深くかかわりをもっいている方です。今回、氏の講演はかなり深いところまで切り込んでいて、とても有意義な基調講演になったと思う。それは、今まで多くの地域で長い年月グリーン・ツーリズムの推進をうたいながらも、さほどの効果もなかったとは、先にも書いたが、これはグリーンツーリズム商品の販売体制、コーディネート機能がないこと、更に窓口機能が欠如していることに起因している。と氏は分析するが、ここから先の窓口機能をどのように整えていくのかというと、なかなか答えが出てこない。喜多方市はグリーンツーリズムサポートセンターを設置したが、五年間の補助金の期間が来て、これからは自前で運営していくようだが、四名の人権費の確保の目どは立っていないようだ。何とか頑張っていただきたい。よほどの観光地でもない限り手数料収入で運営できるとは思えない。
県の地域づくり総合支援事業の弾力的運用を考えてはどうだろうか、例えば上限を決めて人件費の支出を認めるとか等など、官民連携で許認可の壁を取り除いて進まなければならない。と思うのだがどうだろうか。ま、取りとめのないことを書いたが、今現在頑張っている多くの実践者がその努力が報われることを祈りたい。
by kawauchiide
| 2011-02-22 19:16
| 商工会